ペチュニアの寄せ植え。正しい苗選びと管理方法でもりもり咲かせよう

ガーデニング

初夏に園芸店でよく見かける「ペチュニア」。色合いも綺麗で、値段も手ごろなのでハンギングや寄せ植えにぴったりですよね。ペチュニアの育て方や管理についてまとめてみました。

こんな人に読んでほしい・・・。

・もりもりなペチュニアの寄せ植えを作りたい!

・切り戻しや摘心の方法が分からなくて不安

・虫食いなど害虫対策が不安

ペチュニアの寄せ植えを作る際に、私が当初不安だった上記3つについて解説していこうと思います。

・もりもりペチュニアは、苗選びから

・切り戻しや摘心、花がら摘みは目的がわかれば安心

・梅雨期間の大敵”なめくじ”はペチュニアが大好き

苗には「栄養系」と「実生系」がある

ペチュニアの苗を選ぶ前に知っておきたいこと。それは、ペチュニアの苗には「栄養系」と「実生系」があるということです。※実生は“ミショウ”と読みます。

栄養系がおすすめ

結論から申し上げると、もりもりの寄せ植えを作りたかったら「栄養系ペチュニア」購入しましょう。栄養系と実生系の苗では園芸店にもよりますが、栄養系の方がお値段が高いです。でも実際に比べてみると納得するほどの違いがあるので実際に自分の目で確かめて購入してみてください。

簡単にまとめると!!

栄養系・・・苗がもりもりしていて、花芽もたくさんつく。挿し木などで増やすため手間とコストがかかっているため、お値段もお高め。

実生系・・・種から育てたペチュニア。栄養系に比べると株が小さく花芽を少ないことが多い。しかし、値段はお安い。花壇などにたくさん植えたい時にはおすすめ!

実際に園芸店に行って、見比べて頂ければ一目瞭然です。詳しく知りたい方はGoogle先生に 栄養系と実生系 で訪ねてみてください。ということで、私のおすすめは少しお値段張りますが寄せ植えやハンギングにするなら断然、「栄養系ペチュニア」です。まず、苗選びでつまづかないようにしましょう。

切り戻し・摘心・花がら摘み

栄養系のもりもりペチュニアの寄せ植えも時が経てば花が終わり、枝が伸び、見た目が悪くなりますのでお手入れが必要です。

切り戻しや摘心、花がら摘みって言われるとなんか専門的で難しそうと思ってしまいますよね。ですが、植物の健康のためにはとても大切なことなので怖がらずに実践してみましょう。

切り戻し(剪定)

目的は形を整えることと、風通しを良くして病気にかかりにくくすることです。とにかく、長く伸びた枝などを短くきりましょう。どこで切ったら良いか分からなくても大丈夫です。バリカンで刈っても大丈夫なくらいなので思い切ってハサミでジョキジョキいきましょう。根元の枯れた葉なども一緒にとってあげるとGoodです。

摘心(ピンチ)

目的は花数を増やすことです。つまり脇芽を育てたいので、脇芽の上で茎を切りましょう。もりもり花のついたペチュニアにするためには摘心(ピンチ)を行いましょう。

花がら摘み

ペチュニアは触ると分かりますが、ベタベタします。このベタベタはペチュニア自身が昆虫から身を守るために出している液体のせいなのですが、花が終わって落ちると葉にくっついたりして見栄えが悪いだけなく病気の原因にもなるのでこまめに花がら摘みをして取り除いてあげましょう。また花がら摘みには「種を作らせない」=「体力を消耗させない」という大事な目的があります。

花が終わった後とこれから咲く蕾

体力を消耗させない

「体力を消耗させない」とはどういうことかというと、種を作る(育てる)ためにはたくさんの栄養(エネルギー)が必要になり、種を作った分だけその株の体力が消耗されていくのです。種を作りたい場合は構いませんが、今は花をたくさんつけてほしいですよね。なので、種を作るエネルギーを花を咲かせるエネルギーとするため、花がらを摘むときは花だけ取るのではなく、種ができる場所も一緒に摘み取りましょう。

手で摘んで取っても、ハサミで切ってもどらでも大丈夫です。大事なのは、種ができる部分も一緒に取り除くことです。初めのころは花が終わって種ができているところを見て、蕾だと勘違いしていました(笑)

虫もペチュニアは美味しい

ペチュニアはエディブルフラワー(食用花)になるほど美味しいお花なのをごぞんじでしょうか?虫たちにも人気が高く、特に梅雨時期はナメクジの標的になりやすいのです。わが家のペチュニアたちも食べられちゃいました。

ナメクジ被害

花の一部がキラキラ白くなっているのが分かるでしょうか?これは、ナメクジが這った後のようです。退治してやろうと思っても、ナメクジは夜行性のため昼間の明るい時間はいくら見つけても見つからないんですよね。

エディブルフラワーなどに使用する目的のない方や、薬剤に抵抗のない方はナメクジ専用の殺虫剤も販売されているので使用してみても良いかもしれません。植物由来でペットにも安心なものもあります。

MICナメクジ退治 ←犬猫がいる場所でも使えるナメクジ駆除剤

お手入れして長くペチュニアを楽しみましょう♪

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