コルディリネが枯れた?諦めないで!新芽が出てくるかも。根茎がポイント

ガーデニング

赤い葉がうつくしいコルジリネを真冬の寒空に放置して枯らせてしまいました。残念とおもいつつ鉢のまま春先まで放置しているとなんと・・・!引っこ抜いて捨てなくてよかったーと思えた結果になったので綴っていきます。

花束の名わき役

私がコルジリネを育てるきっかけになったのは、バラの花束をいただいたことからでした。バラの脇役として一緒にアレンジされていましたので、そのまま花瓶に生けて楽しんでいました。10日もするとバラは枯れてきましたが、赤葉のコルジリネは元気いっぱい!水につかっていた茎の部分を見ると白いひげ根まで出ていました。強い子なんだなと感心しつつ、そのままコルジリネだけ水耕栽培を開始しました。するとどんどん根っこが伸びて新しい葉まで出てきましたので、鉢上げしてわが家の観葉植物として育てていくことに決めました。

コルジリネの品種ドラセナとは別

コルジリネといっても品種は約20品種ほどあるそうで、葉の色も緑・赤・紫などカラフルなのも特徴だとか。赤葉にもレッドシスター、アイチアカ、レッド・エッジなど複数品種があり、実際のところ我がやのコルジリネちゃんがどの品種なのかイマイチ確信が持てません(笑)。

ドラセナとは姿が似ているので、園芸店では「ドラセナ」「赤葉ドラセナ」と呼ばれていることもあるようですが、コルジリネはドラセナ属ではなく別ものです。ドラセナとは違って根茎と呼ばれる地下茎(根のようにみえる茎)をもっているのが特徴で、この根茎がのちの話に繋がります。

枯らした理由・寒さに弱い

品種にもよりますが暑さに強いく寒さに弱いのが特徴です。冬場、お天気の良い日中に戸外に出して夜うっかりしまい忘れてしまったら一晩ですっかり葉が凍みてしまいました。そして決定的だったのが、雪の日に外に出しっぱなしにしてしまったことです。霜に当たるどころではなく雪をかぶってしまいました。それからしばらくしての状態が次の画像の通りです。

葉もすべて落ちてしまい茎だけの状態です。触ってみると柔らかく中身がなく枯れている感じ。剪定ばさみで切ってみると中が案の定スカスカで復活の兆しは1ミリも感じられませんでした。それでもあきらめ悪く、冬の間も定期的に水やりをしていました。

外に出した理由・猫や犬には毒

そもそもどうして外に出していたかというと昼間の日に当てたかったのもありますが、1番の要因は猫がコルジリネに興味を持ってしまったからです。しばらくは室内で管理していたのですが猫が葉でじゃれる姿が良く見られるようになりました。調べてみると、画像左の「サンスベリア」は猫にも無害だったのですが、コルジリネの方は有害とのことでした。きれいな赤葉をつけて室内を明るくしてくれていたのですが、猫に万が一のことがあっては困るので庭に出すことにしたのでした。

調べてみると植物って生き物にとって毒性があるものが意外と多くてびっくりしました。正直、自然界や庭先に植えてあるものも猫や犬にとって有害なものが結構あって野良ちゃんたちは大丈夫なのかしらと心配にもなりましたが動物たちも野生の感や優れた嗅覚でちゃんと識別しているのかもしれませんね。

枯れ枝の根元から新芽が!

だいぶ暖かくなってきた4月中旬、お庭の手入れをしながらそろそろ処分しきゃかなとコルジリネちゃんを確認すると・・・んっ?新しい子生まれてる?

なんと枯れた茎の脇から新しい芽が出ておりました!ドラセナと違って「根茎」をもっていると書きましたが地上部が枯れても、この根茎が土の中で生きており暖かくなったのと同時に芽を出したようです。あんな極寒の雪の中に放置されたのにも関わらずまた芽吹いてくれてとてもうれしいです。

復活の理由・茎や根から増やせる

増やし方を調べてみると、挿し木、茎挿し、茎伏せ、根伏せで簡単に増やせるようでした。住友化化学園芸さんの図解がとても分かりやすかったので参考にしてみると良いと思います。

長い目で見守ろう

植物ってお花や葉など地上部が枯れてしまうと、その植物すべてが死んでしまったかのように思えますが地下部でしっかり鋭気を養ってまた地上部に顔を出す機会を待っていることもよくあります。枯れちゃったなと思っても定期的に水やりをしたり管理してしばらく様子をみてあげても良いかもしれませんね。

5月中旬さらにもうひとつ新芽が出ていました!今回は枯らさないように寒さ対策を考え育てていきたいと思います。

今回はコルジリネの生命力に驚かされたお話でした。

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